稀勢の里、惜しかった

全勝対決と言うことで酒を飲みながら40分以上前から待機(笑)

白鵬ファンの私だが、今回は稀勢の里応援、だってラストチャンスだと思ったんで・・・

人生の大一番なのを客も分かっているのか、稀勢の里コールが起きかけても追随が無く。地方場所ならコールがあったかも。まだ東京の客の方がマシか。

ただ「どっちが勝つんだ!?」という朝青龍-白鵬のような緊張感ではなく、相当分が悪いのは分かってるが勝って欲しい、という祈りのような雰囲気だったような気がする。

取り組みは左四つで両まわしをとり、稀勢の里十分になったように見えたが、そこから攻め手が無く、白鵬に動き回られて逆転。ちょっとの差のようにも思えるが、それが大差なのですね。引きつけまくって吊ってしまうぐらいの力強さが欲しかった気がするが・・・

日本人力士は最後の最後、「愚直に前へ」みたいな精神論が顔を出す気がする。琴奨菊も変化で負けると「やらせておけ」「自分の相撲を貫く」みたいなことを言うが、現実を見て対策を考えないとダメだろ。国際化してなければそれでも通用するかもだが、もはやそんな時代ではない。北の湖の時代なら日本人最強として20回ぐらい優勝できたかも知れない稀勢の里だが、現実は優勝0回。気の毒にも思えるが仕方ない。

今場所は14勝で決定戦で白鵬に勝てば横綱。(可能性は限りなく低いが) 今場所13勝以上するという前提で、来場所は優勝すれば横綱でしょう。(これもかなり厳しいと思うが・・・)

過去一度でも優勝していれば、来場所13勝の準優勝でも上がるかも知れないが、一度も優勝していないのが痛い。13勝以上なんてそう何場所も続けられない。白鵬以外の横綱だってなかなか13勝以上はできない。もう横綱は難しいんじゃないかなあ。